ナガナガト act3

もう良くご存じの方も多いと思いますが、縮毛矯正の行程の意味をわかりやすく。

まず皆さんが来店されてカウンセリングの後シャンプーして1液と呼ばれる薬剤を塗布されますよね。あれはイメージ的には髪の毛から「私はくせ毛だ」という記憶を奪う作業です。

10分~20分ほど放置して、よく洗い流します。これはとても重要な所で、この時に流し方が足らないと、
「私は髪の毛だ」という記憶もなくなってしまいます。ですからしっかりとシャンプーまでした方がいいですね。よく流すだけでシャンプーはしないというお店もありますが、この場合ダメージが出やすい、後日髪がいつまでも臭うなどマイナスなことが多い。しかし時間短縮、コストダウンを考えるとここをはぶくことも多いようです。

次にアイロン工程ですがこれは記憶を失った髪に
「あなたはストレートだよ」とウソの記憶を教えている作業です。一番大切な所ですね。
理想的には5mm~1cmの厚さでアイロンを通していきます。毛先は厚目にまとめて通すこともありますが、根元をこれ以上厚くとると根元の伸びがあまくなってしまいます。肩下くらいのロングの方で1人で作業した場合私でも1時間半くらい時間をかける作業です。ここで時間短縮を考えると、厚めにとってしまう形になるでしょう。もちろん時間をかければ良いというものでもありません。一番ベストと思われるスピードでスルーしてこのくらいの時間です。

そして、2液。2液はアイロンによって新しい記憶を教えてもらった髪にその記憶を定着させる作業です。ここが雑だとせっかくの記憶もすぐ忘れてしまい、もとより酷いクセが出たりします。
2液には主に2種類あり、ブロム酸と過酸化水素水があります。ブロム酸は塗布後15分ほど自然放置、過酸化水素水は塗布後すぐに流しても基本問題ありません。どちらかというと時間ではなく触った時の髪の温度で放置時間を判断します。これはどちらの2液でも問題ありませんが、1液との相性で2液がかわります。
と、このように工程内で時短やコストダウンをするポイントはありますが、その判断を間違うとえらいことになるでしょう。特にアイロンをしてもらっているときは、スライス幅時間に注目してもらえれば担当者の考え方が伝わるでしょう。